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シェムリアップからプノンペンまで船で移動してみた

シェムリアップといえば、カンボジア人の精神的支柱、アンコール・ワット遺跡群をはじめとする様々な遺跡が点在する観光都市だ。毎日世界中の観光客がこの街を訪れる。もちろん日本人もだ。

さて、シェムリアップには空港があるが、日本からの直行便はなく、シェムリアップを行き来しようと思ったら、プノンペンシェムリアップ間を何らかで移動しないといけない。

先ほど空港があると言ったように、多くの観光客は飛行機でプノンペンシェムリアップ間を移動する。30分という短期間で移動できるのは魅力であるが、結構高い。安い移動手段としては車がある。バンを借りたり、高速バスで移動する。こちらは大変安いが、車がオンボロなことが多く、乗っているだけで体力が持っていかれる。あと単純に時間がかかる。

そこで船である。

カンボジアの真ん中を占めるトンレサップ湖シェムリアッププノンペン間で高速船が運行しており、値段も飛行機とバンのあいだくらい。時間も5~6時間くらいとなんとも中途半端であり、物好きくらいしか乗らないような気がしないでもないが、現地のガイド曰く「船が一番治安がいい」そうだ。

ということで船である。

12月下旬、シェムリアップを観光した後のプノンペンへの帰り道、どうせならと船を使おうと決断した。

現地でチケットを買ってもいいが、僕は英語もクメール語もできない純日本人なので、日本人スタッフのいる現地のツアー会社でネット予約を取った。確か44$辺りだったように思う。

前日までにチケットをホテルに送付する、とのことだったので、着いたかどうかホテルのフロントに尋ねても「知らん」と言われる。フロントから会社に電話したら、18時までに届くらしい。21時くらいにもう一度フロントに向かうと、「そんなのない」と言われる。「んなことあるか探してくれ」と言って、ようやくチケットがついたことが分かった。チケットの入っている封筒を見たら名前が間違っていた。なんでそうなる。

翌朝。船に乗るその日、ホテルから港まではバンでピックアップしてくれる。6:30に来るというので、急いでホテルの朝食を食べた。待つこと20分、6:50に迎えのバンが到着した。港に向かうまでに、バンは他のホテルで客を拾っていき、すぐにバンのなかは人と荷物で一杯になった。 f:id:antarctic_fox:20171228171017j:plain

港に着くと、船に乗る前に色んな食べ物を買わそうとする行商たちがわらわらと寄ってくる。パン一個1$。バッタンバンで同じパンを買えばその半額で買えるので、観光客価格なのだろう。

他のホテルからピックアップされたのであろう観光客も集まってくる。ほとんどの客は欧米系だ。 f:id:antarctic_fox:20180411212629j:plain

さてチケットを見せて船に乗り込む。トランクなどの大きな荷物は船の上に積む。船乗りが上に乗せてくれるのだが、座席に座っていたら「荷物を積んだんだから1$ちょうだい」とチップを要求してくる。「いやだ」と言ったら次の客のところにねだりに行った。 f:id:antarctic_fox:20171228171312j:plain

船に乗り待つこと一時間、8:50にやっと船が出発する。船体が低く安定しているため、大揺れはしない。これなら船酔いの心配もないだろう。 f:id:antarctic_fox:20171228171211j:plain

f:id:antarctic_fox:20171228171707j:plain 船内の様子。

トイレは船内の後ろにあり、ちゃんと男女で別れている。水洗だが、水は湖の泥水そのままだった。 f:id:antarctic_fox:20171228171111j:plain

ちなみに船の上にも上がれる。ただし上に上がるまでの脇には柵がないので、落ちたら終わりだ。気をつけてよじ登ろう。 f:id:antarctic_fox:20171228171349j:plain 音楽を聞きつつ大の字になって寝転んで寝る。最高でしかない。

また、船のなかには飲み物やお菓子が売っている。コーラを1$で買った。(バッタンバンであれば0.5$で買えたから、観光客価格なのだろう)

陸の近くを通ると、水上住居が見える。雨季の増水があるからか、高床式の家が目立つ。 浮き家もある。 f:id:antarctic_fox:20171228171455j:plain

途中、小船が近づいてきて、数人の外国人が乗り継いでいった。 f:id:antarctic_fox:20171228171538j:plain

そんな景色をひたすら眺め続けること6時間弱、14:40に船はプノンペンに到着した。プノンペンの名の由来となった、ワットプノンの近くだ。 f:id:antarctic_fox:20171228171626j:plain

港にはトゥクトゥクのおっさんたちが待ち受けており、早速値段交渉をして、ホテルへ向かった。 f:id:antarctic_fox:20180411212744j:plain