夜のベランダから

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敦賀から秋田までフェリーで移動してみた

関西から日本海側に行くのって中々大変なんですよという話

 

関西から新潟やさらにその北に行こうとするのは、中々難しかったりする。

 

車は単純に運転するのがしんどいのでNGだ。深夜バスもスキーやスノボのツアーを除けば本数はそれほど多くないし、長時間座り続けるのは体力も持っていかれる。通常の観光のための移動手段としては、あまり向いていない。

サンダーバードも金沢までだ。そこから北陸新幹線に乗り継ぐという手はあるが、いかんせんお金がかかる。2012年までは、寝台列車日本海」が走っていたが、今では廃線になってしまった。

飛行機も飛行場まで行くのに手間がかかるし、お金も高くつく。

 

などなど、中々行けない(行こうと思わない)理由を挙げつらってきたが、まだもう一つだけ道は残されている。

 

海路である。

 

大学の先輩から、敦賀から新潟・秋田間のフェリーが出ていると聞いた。

 

新日本海フェリー

 

これだ。

海ならよほどのことがないかぎり天気に影響されずに移動することが出来る。

 

どうやら学割もあるらしい。敦賀−秋田間8970円。まあ宿泊代と交通費が一緒になることを考えたらそんなもんかと思われる。

 

 

乗ってみよう

 

3月某日。

 

敦賀に到着。

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船は10時に出る。HPに出航一時間前にターミナルに来てくれと書いてあったのに、敦賀駅からの連絡バスは、9:30発である。大丈夫なのかこれと思いつつ、9:45にターミナルに到着。

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すぐ手続きをしてくれる。ターミナルの3階までエスカレーターに上がって、入船の手続き。チケットのバーコードをチェックしてもらう。

 

入船。

 

今回は、S席という、1人用の部屋を予約した。入り口はカーテンで仕切られている。

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この日は波が高く、微妙に揺れる。酔い止めを持ってこれば良かった。

 

 

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中は結構広い。

大浴場、売店、喫茶店、レストラン、映画館、自動販売機等色々ある。

ただし、売店やレストランは開店時間が非常に限定されているので(2時間とか)、確認が必要だ。

 

夕飯。

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どんな名前だったかは思い出せない。

 

S席の部屋、船の揺れとともに結構軋む音が聞こえる。

気にならないと言えば気にならないのだが、気にし始めると結構大きな音である。

イヤホン必須かもしれない。

 

また、船の中では無料Wifiが繋がる。

しかし、1回30分まで、計5回までという謎のしばりつきである。これが、突然繋がらなくなったりするので、非常に厄介である。

まあ陸と近いときは、電波が普通に繋がるので、携帯は使える。

 

途中、新潟港へ寄る。

このフェリーは敦賀から新潟、秋田を経由して、苫小牧まで行くのだ。

秋田港に着く50分ほど前にアナウンスをしてくれるので、ぐっすり寝よう。

 

 

予定よりも早い5:20。秋田港に着いた。

僕は連絡バスに乗って、秋田駅へ向かった。